春の外出を安心して楽しむために、今お使いの福祉用具にガタつきや傷みがないか事前に確認してみませんか?
福祉用具は日々の生活を支える大切な存在ですが、毎日使っていると小さな変化には気づきにくいものです。「まだ大丈夫、使えるはず」と思っていても、気付かないうちにネジが緩んでいたり、タイヤが摩耗していたりと、思わぬ劣化が進んでいるかもしれません。
外出の前には、こうした劣化のサインを確認することが、転倒やケガのリスク低減につながります。
この記事では、本人や家族がチェックしておきたい車いす・歩行器・杖の点検ポイントを紹介します。
外出シーズン前に福祉用具の点検が必要な理由

春など外出の機会が増える時期には、福祉用具の点検をしておくことが大切です。事前に確認することで、転倒やケガといった事故のリスクを減らすことができます。
室内での使用が中心でも、段差の衝撃や汗・皮脂によるクッションの傷みなど、見えにくいダメージが少しずつ蓄積します。わずかなゆがみやガタつきを放置すると、外出先での故障につながる可能性もあります。
車いすの点検・メンテナンス項目

車いすを安全に使い続けるためには、日頃からの点検とメンテナンスが大切です。タイヤやブレーキといった走行に関わる部分だけでなく、フレームやシートの状態も定期的に確認しておくことで、事故のリスク低減や故障の早期発見につながります。
タイヤの空気圧と摩耗・劣化の確認
タイヤの状態は、ブレーキの利き具合に大きく影響します。空気タイヤの場合は、親指で強く押し込んで適正な空気圧があるか確認してください。
空気が足りないまま走行すると、ブレーキの制動力が弱まり事故のリスクが高まるだけでなく、タイヤやチューブを傷める原因にもなります。あわせて、溝の摩耗や側面の亀裂も目視で点検してください。溝がすり減ると地面とのグリップ力が低下し、滑りやすくなる可能性があります。また、側面に亀裂があると走行中にタイヤが破損する恐れがあるため、定期的な確認が重要です。
フレームの緩みやシートの汚れ・破れの確認
ハンドリムを握って左右に軽くひねり、きしみ音やたわみがないか確かめてください。ネジやボルトが緩んでいる箇所を見つけたら、ドライバーなどで締め直すことで安定性が向上します。
また、毎日使う座面や背もたれの布に破れやたるみがないか、クッションが汗で湿っていないかも確認が必要です。湿気はカビやにおいの原因になるため、必要に応じて洗濯や陰干しを行い、清潔を保つことが大切です。
歩行器・歩行車のチェックポイント

歩行器で確認しておきたいキャスターやグリップ、ブレーキのチェックポイントを紹介します。
キャスター(車輪)の異物混入と動き
歩行器のキャスターは、スムーズに回転することが重要です。車軸の隙間に髪の毛やホコリなどのゴミが絡まっていると、急にブレーキがかかったような状態になり、バランスを崩す恐れがあります。異物を取り除き、動きに引っかかりがないか点検してください。
また、キャスターのタイヤが摩耗していないかも確認しましょう。タイヤの摩耗が進むと接地が不安定になり、歩行器の操作性や安全性が低下する可能性があります。
ブレーキの利き具合とグリップの摩耗
歩行器を安全に使用するためには、ブレーキが確実に作動するか確認することが大切です。手元ブレーキを握った際にしっかり減速・停止できるか、また駐車時に使うタックルブレーキ(駐車ブレーキ)が確実に固定されるかを点検してください。
あわせて、ブレーキワイヤーに錆やほつれ、伸びがないかも確認しましょう。グリップは体重を支える部分のため、表面が摩耗して滑りやすくなっていないかも確認しておくと安心です。さらに、歩行器本体のフレームに歪みやガタつきがないかも、軽く揺らして確認しておくとよいでしょう。
杖(一本杖・多点杖)の消耗品確認

体を支え、バランスをとるための大切な道具である杖は、特に地面に接する部分の安全性が重要です。
杖先ゴムの摩耗と劣化
杖の先端についている杖先ゴムは、いわば靴底のように地面と接する部分で、摩耗しやすい消耗品です。杖を裏返し、溝のすり減り・硬化・亀裂がないか確認してください。
溝や弾力が失われると地面をしっかり捉えられず、滑りや転倒の原因になります。
調整ボタンの不備や支柱のへこみ
杖を突いたときにぐらつきがないか確認し、長さ調節部分も点検してください。調整ボタンが穴からしっかり出て固定されているかを横から確認し、ロックナット(調整止めネジ)が緩んでいないかもチェックしましょう。
ネジの緩みやボタンの固定が不十分だと、体重をかけた際に長さが変わる恐れがあります。また、「カシャ、カシャ」などの音がする場合は、ネジの緩みなどの異常がある可能性があります。
さらに、支柱に曲がりやへこみがないかも確認してください。支柱が損傷していると強度が低下し、杖を突いた際の圧力で折れる危険があります。
専門業者やケアマネジャーへの相談タイミング

日頃の点検で以下のような異常が見られた際は、ご自身で調整しようとせず、直ちに使用を中止して福祉用具専門相談員や購入元、ケアマネジャーにご相談ください。
- 車いすや歩行器のフレームに亀裂がある、または明らかな曲がりがある
- ブレーキの利きが極端に悪い、またはワイヤーが切れている
- 杖の長さ調節部分や各部の固定が不十分で、ぐらつきや異音が続く
- 電動車いすで警告ランプが点灯したり、エラー表示が出たりする
早期に専門業者の点検や修理を受けることが、大きな故障や事故のリスク低減につながります。
介護に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ
福祉用具を長く、そして安全に使い続けるためには、日々のメンテナンスが欠かせません。簡単な点検や清掃を日常的に行うことで、用具の寿命を延ばし、ご利用者の安全性を高めることができます。
もし点検を行ってみて、「部品の消耗が激しい」「長年使っていてガタつきが気になる」など、買い替えを検討される場合は、ヤガミホームヘルスセンターのオンラインショップもぜひご活用ください。
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お使いの用具についての不安な点や、お手入れの方法にお困りの際は、お気軽にヤガミホームヘルスセンターへご相談ください。専門スタッフがお客様に寄り添い、安心して暮らせる毎日を支えるお手伝いをさせていただきます。
※点検や調整を行う際は、必ず取扱説明書およびメーカーが定める方法に従ってください。
※ご自身での調整が難しい場合や異常が見られる場合は、使用を続けず専門業者・福祉用具専門相談員等へご相談ください。
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