高齢者のいる環境は、風邪などの感染症が広がると高齢者の重症化リスクが高まるため、日頃からの環境整備が欠かせません。特に冬場は空気が乾燥しやすく、ウイルスが長時間漂いやすくなるといわれています。そのため、「湿度管理」と「空気清浄」で快適な室内環境を整えることが大切です。
この記事では、高齢者のいる環境での風邪対策として空気清浄機や加湿器が果たす役割をわかりやすく解説し、併用する際のメリットや空気清浄機・加湿器の選び方、効果的な使い方までを詳しく紹介します。
高齢者の介護で特に気をつけたい感染症と室内環境管理

高齢者のいる環境では、風邪などの感染症の予防が欠かせません。高齢者は免疫機能が低下している傾向にあり、軽い症状でも肺炎などの重い合併症につながる恐れがあります。特に冬場は空気が乾燥してウイルスが長時間空気中を漂いやすくなるといわれているため、室内の湿度管理や空気環境を整えることが重要です。
高齢者のいる環境における感染対策の重要性
高齢者のいる環境では、一人が感染症にかかると、介護者と被介護者の間で感染が広がるリスクが高まるといわれています。高齢者は一般的に感染症への抵抗力が弱いため、ウイルスが体内に侵入すると重症化しやすく、注意が必要です。
また、介護者が体調を崩すと日々のケアが難しくなる場合があります。安全な生活を続けるためにも、ウイルスを持ち込まない・広げないための環境づくりを意識することが大切です。
空気の乾燥がもたらす健康への影響
空気が乾燥すると、喉や鼻の粘膜が本来持つバリア機能が弱まりやすくなるといわれています。通常は粘膜の繊毛運動(粘膜の細かい毛が異物を外へ運び出す働き)によってウイルスや異物を排出しやすい状態ですが、乾燥によってその働きが低下しやすくなるため注意が必要です。
また、乾燥した環境ではウイルスが空気中にとどまりやすく、肌の水分も奪われやすくなります。かゆみや赤みにつながることもあり、不快感の一因となる場合があります。
風邪などの感染症対策|日常でできる予防と室内環境の整え方
風邪や感染症を防ぐためには、個人の衛生管理と室内環境の管理の両輪で対策を行う必要があります。特に重要なのが「適切な湿度」と「清潔な空気」の維持です。
加湿器は湿度を保ち、粘膜を守る役割を、空気清浄機はウイルスやホコリを除去する役割を担います。それぞれの役割を理解し、正しく使用することが大切です。
加湿による湿度維持の効果
加湿器は室内の湿度を保ち、粘膜を守る働きがあるとされています。
室内の湿度は、人が過ごしやすくウイルスが広がりにくいとされる40~60%を目安に保つことが適切です。湿度が低すぎるとウイルスが空気中にとどまりやすく、高すぎるとカビやダニが発生しやすくなるため、どちらも注意が必要です。
冬の暖房使用時だけでなく、夏のエアコン使用時も湿度が下がりやすいため、湿度計で確認しながら調整することが大切です。
空気清浄による室内環境の整備
空気清浄機も室内環境を整える手段として役立ち、室内に浮遊する目に見えない汚染物質を取り除くために有効とされています。高性能なフィルターを搭載した機種であれば、微細なウイルスや花粉、ハウスダスト(ダニの死骸や糞)などを捕集できます。
また、高齢者のいる環境で気になりがちな排泄臭や体臭などの「におい」を除去する効果も期待できます。さらに、空気清浄機の気流を利用することで、室内の空気が循環し、加湿された空気を部屋全体に行き渡らせる補助的な役割も果たします。
その他日常でできる基本的な感染予防策
感染予防では、まず「手洗い」と「うがい」をこまめに行うことが基本です。外出後や食事前、トイレの後に手を洗うことで、手指に付着したウイルスや細菌を洗い流すことができます。喉に違和感を覚えた際のうがいも、有効な対策の一つです。
あわせて、栄養バランスの良い食事や十分な睡眠など、体調を整える習慣も重要です。こうした日頃の対策もあわせることで有効な感染症予防につながります。
高齢者のいる環境に適した加湿器・空気清浄機の選び方

高齢者のいる環境で使用する機器を選ぶ際は、「実用性」と「安全性」を優先することが大切です。特に、加湿量や空気清浄の性能、部屋の広さに対する適用範囲、日々のメンテナンスのしやすさ、運転音の静かさなどは確認すべき重要なポイントになります。
なお、設置する部屋の広さよりも、少し余裕のあるスペックを持つ製品を選ぶと、より安定した性能を発揮しやすくなります。
加湿性能(最大加湿量)の確認│加湿器
まず確認したいのが「最大加湿量(mL/h)」です。これは1時間に放出できる水分量を示す指標で、部屋の広さに合った数値でないと湿度を40~60%に保ちにくくなります。
また、部屋の構造にも注意が必要です。木造和室は湿気が逃げやすく、プレハブ洋室より加湿の効率が下がる傾向があります。メーカーの「適用床面積」を確認し、実際の部屋より少し広めに対応したモデルを選ぶと、安定した加湿効果が期待できます。
空気清浄能力(適用床面積・フィルター)の確認│空気清浄機
空気清浄機は、「適用床面積」を基準に選ぶとわかりやすく、実際の部屋より広い範囲に対応したモデルのほうが空気を循環させやすいとされています。また、ウイルス対策として、0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集できるHEPAフィルター搭載機を選ぶと安心です。
フィルターの交換頻度は製品ごとに異なるため、数年交換不要のタイプを選ぶと手入れやランニングコストの負担を抑えられます。
エアグル空気清浄機 AG300
高齢者のいる環境の空気をクリーンに保ちたい方におすすめのパーソナルユースモデルの空気清浄機です。独自開発のcHEPAフィルターが、一般的なHEPAフィルターの基準(0.3μm)のさらに100分の1にあたる0.003μmという超微粒子まで99.999%捕捉し、ウイルスや細菌、花粉、PM2.5などの微細な粒子も捕集できます。
※メーカー試験データに基づく

メンテナンスの容易さの確認│共通
高齢者がいる環境では、機器そのものがカビや雑菌の原因にならないよう配慮が必要です。そのため、日々のお手入れが負担になりにくい「メンテナンスのしやすさ」は、重要なポイントです。
【加湿器・空気清浄機のチェックポイント】
- タンクの形状:給水口が広く、手が奥まで入って洗いやすいか
- パーツの着脱:フィルターやトレーが簡単に取り外せるか
- 洗浄の容易さ:丸洗いができるか、食洗機対応などの工夫があるか
これらを確認し、清潔な状態を維持しやすい製品を選びましょう。
静音性の確認│共通
介護室や寝室で使用する場合、運転音が大きいと高齢者の睡眠を妨げ、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。一般的に50dBを超えると「うるさい」と感じる人が増えるため、日常使いではそれ以下の静音性が求められます。
特に就寝時に使用することを想定し、30dB以下(ささやき声程度)で運転できる「静音モード」や「おやすみモード」が搭載されているかを確認しておくとよいでしょう。静かな環境は、安眠を促し、免疫力の維持にもつながることが期待できます。
風邪対策に役立つ空気清浄機や加湿器の使い方

高性能な機器を購入しても、使い方が間違っていては十分な効果を発揮できません。また、誤った管理はカビの放出などのリスクにつながります。取扱説明書をよく読み、正しく使用することが大切です。
適切な設置場所
加湿器や空気清浄機は、壁や家具から離して置くと空気が循環しやすくなります。空気清浄機はドア付近など風の流れがある位置が適しており、加湿器は部屋の中央寄りに置くと加湿された空気が室内へ広がりやすくなります。
ただし、加湿器を床に直接置くと湿った空気が低い位置にとどまり、床周辺が濡れやすくなることがあります。70〜100cmほど高い場所に設置することで、この滞留を防ぎ、湿度が部屋全体に行き渡りやすくなります。
定期的なお手入れのポイント
衛生的に使用するには、こまめなメンテナンスが不可欠です。加湿器のタンク内の水は毎日入れ替え、振り洗いでぬめりを防ぐことが大切です。古い水を使い続けると雑菌が増えやすくなるため注意が必要です。
空気清浄機は、フィルターや吸気口にホコリがたまると性能が低下しやすくなります。定期的な清掃に加え、フィルターはメーカーの推奨時期に合わせて交換することが望ましいです。
風邪対策におすすめの除菌・衛生用品

室内環境を整えるためには、機器の活用だけでなく、身の回りの除菌や手洗いなど、基本的な衛生対策も組み合わせることが大切です。
気になる場所の除菌に「アルウエッティ 除菌シート」
アルウエッティ除菌シートは、ベッドまわりやドアノブ、手すり、テーブルなど、手が触れる場所をこまめに拭き取りたいときに便利な環境除菌ワイパーです。
エタノール80%(76.9~81.4vol%)を含浸した不織布で、拭き取り後は素早く揮発するため、表面に成分が残りにくいのが特長です。ボトルタイプや大容量のバケツタイプなどラインナップも豊富で、使い方に合わせて選べます。
日々の清掃と合わせて活用することで、空気清浄機だけではカバーしきれない「触れる場所」の衛生管理をサポートします。
アルウエッティ 除菌シート

毎日の手洗いに「さくらホイップ」(24本セット)
さくらホイップは、弾力のあるきめ細かな泡で手肌をやさしく洗い上げる泡タイプのハンドソープです。
保湿成分としてグリセリンとソルビトールを配合しており、頻回な手洗いが必要な場合でも、手指のうるおいを保ちながら清潔を維持しやすい処方になっています。石けんカスが少なくシンクが白くなりにくいので、洗面まわりの清掃負担を軽減できるのも嬉しいポイントです。
ほのかでやさしいさくらの香りが、毎日の手洗い時間を心地よいひとときにしてくれます。
さくらホイップ

介護に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ
快適な室内環境づくりには、加湿器と空気清浄機を活用し、適切な湿度管理と空気清浄を行うことが大切です。今回ご紹介した選び方や使い方のポイントを参考に、ご家族が快適に過ごせる環境整備にお役立てください。
高齢者のいる環境の整備や、福祉用具の選定についてお悩みがある場合は、ぜひヤガミホームヘルスセンターにご相談ください。専門のスタッフが、お客様一人ひとりの状況に合わせた製品・サービスをご案内いたします。
ご相談窓口
介護用品・医療用品のオンラインショップ ヤガミホームヘルスセンター「e.よりそうだん」
詳しくはこちら
| ご連絡先電話番号 (通話料無料) | 0800-555-7772 |
| 受付時間 | 月〜金曜 10:00〜17:00 |
| 休業日 | 土曜・日曜・祝日・年末年始 |
| オンラインショップメール | info@e-yorisoudan.com |


