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介護用品オンラインショップ ヤガミホームヘルスセンター

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【入浴介助の悩み】足腰の負担を軽減するアイテムと工夫

入浴介助は、介助者にとって特に足腰への負担が大きく、悩みを抱えている方も少なくありません。濡れた床での移動や中腰での作業は、転倒リスクや腰痛の原因にもなりやすいため、安全で無理のない介助が求められます。

本記事では、入浴介助の際に介助者に負担がかかる理由を整理し、事故を防ぐための入浴環境の整備や介助の手順の工夫、そして負担を軽減するための便利なアイテムを紹介します。

在宅での介護を少しでも楽にするためのヒントとして、参考になれば幸いです。

入浴介助で負担がかかる理由

入浴介助は、在宅介護の中でも特に身体的な負担が大きい作業の一つです。浴槽をまたぐ動作や浴槽内での立ち上がりの際、介助者は要介護者の体重を支える必要があり、腰や膝に大きな力がかかります。

また、浴室は床が濡れて滑りやすく、スペースも限られています。このような環境では、常に転倒のリスクに注意を払わなければならず、身体的な緊張に加えて精神的なストレスも感じやすくなります。

長く介護を続けるには、介助者自身が健康であることが大事です。そのためにも、無理をしないための環境づくりや、適切な福祉用具の導入が欠かせません。

事故を防いで負担を減らす「入浴前の準備」と「介助の際の工夫」

介助者・要介護者双方の身体的な負担を軽くし、事故を防ぐためのポイントについて、「入浴前の準備」と「介助の際の工夫」の観点からご紹介します。

【ステップ1】入浴前の準備

入浴介助を安全に行うためには、介助を始める前の準備が重要です。要介護者と介助者、双方の負担を軽くするために、以下の3つのポイントを確認することが大切です。

<要介護者の体調確認>
入浴は体力を消耗し、血圧も変動しやすいため、介助前には必ず要介護者の体調を確認してください。

  • 血圧や体温を測り、普段と変わりないか確かめる。
  • 本人が不調を訴えるときは、無理に入浴させず、清拭(体を拭くケア)などに切り替える。
  • 空腹時や食後すぐの入浴は避ける。

<ヒートショック対策>
暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動すると、急激な温度差によって血圧が大きく変動し「ヒートショック」を引き起こす可能性があります。

  • 特に冬場は、暖房器具で脱衣所を暖める。
  • シャワーのお湯で浴室の壁や床を温めておく。
  • 居室との温度差が少なくなるよう工夫する。

<転倒を防ぐ環境整備>
浴室や脱衣所での転倒は、骨折などの大きな事故につながる危険があります。

  • 脱衣所での衣類の脱ぎ履きは、イスなどを用意する。
  • つまずきの原因になるような物は片付けておく。
  • 洗い場や浴槽内には滑り止めマットを敷き、転倒のリスクを軽減する。

【ステップ2】入浴介助の際の工夫

少し工夫することで、介助者・要介護者双方の身体的な負担が軽くなります。無理な介助をなくすためのポイントをご紹介します。

<できることは本人に任せる>
身体機能の維持や本人のお気持ちを尊重するためにも、できる範囲のことは本人に行ってもらうことが大切です。

  • 衣服を着る・脱ぐ、手足を洗うなど、できる範囲のことは本人に行ってもらう。
  • 介助者はあくまでサポートに回り、できない部分だけを手伝うようにする。

<ひとつひとつの動作で声かけを行う>
要介護者の不意な動きを防ぎ、介助中の事故や姿勢の乱れを減らします。

  • 「今から足を上げますね」「これから腕を洗いますよ」といった声かけを行う。
  • 本人にとっても安心感が生まれ、動作の協力も得やすくなる。

<身体の末端から洗う>
身体を洗うときは、心臓に負担がかかりにくいよう、洗う順番に注意します。

  • 足先や指先など、心臓から遠い部分からお湯をかけて洗っていくのが基本。
  • 急に熱いお湯を身体の中心にかけると、血圧が変動する原因にもなるため避ける。

入浴介助での負担を軽減する福祉用具

入浴介助による身体的な負担を減らすうえで、福祉用具の導入は非常に効果的です。介助者が無理な姿勢をとらずに済むだけでなく、要介護者自身も安心して入浴できるようになります。
ここでは、入浴動作をサポートしてくれるアイテムを紹介します。

浴槽の出入りを安全にする「浴槽用手すり」

浴槽の縁にしっかりと固定することで、浴槽をまたぐ動作を安全に行えるようにサポートするのが「浴槽用手すり」です。要介護者が手すりにつかまることで体勢を崩しにくくなり、転倒リスクの軽減に役立ちます。

工具不要で設置できるものが多く、賃貸住宅でも使用可能です。取り付ける際は、安全に使うためにも、浴槽の縁の幅や素材に合ったタイプを選ぶことが大切です。(取付ができない浴槽サイズや種類もあります)

ヤガミホームヘルスセンターでは、握りやすい設計と高い安定性を備えた「入浴グリップ ユクリア」を取り扱っています。

入浴グリップ [ユクリア] コンパクト

浴槽の出入りや姿勢保持をサポートする浴槽用手すりです。浴槽の縁に簡単に固定でき、防かび加工でお手入れも楽々。握りやすいリング形状ハンドルを採用しています。

入浴グリップ [ユクリア] UB専用コンパクト 脚付

ユニットバス専用設計の浴槽用手すりです。幅広いはさみ幅でさまざまな浴槽に対応しており、こちらも防かび加工が施されています。また、脚付きのため浴槽への負荷も軽減できます。

浴槽内での立ち座りを楽にする「浴槽台」

浴槽台は、浴槽内に設置して使用する椅子です。要介護者が浴槽台に座った状態で安定して入浴できるようになります。浴槽の底まで腰を下ろさなくなるため、要介護者は浴槽内での立ち座りが楽になり、介助者も要介護者を引き上げる際の負担が軽減されます。

浴槽台を使用する際は、浴槽の内寸や底面の形状に合ったサイズ・脚の高さを選ぶことがポイントです。

浴槽台ソフト(Air)レギュラー

防かび・防汚加工が施されており、お手入れが簡単で衛生的です。また、従来品より約30%軽量化されており、片手でも簡単に持ち運びできます。

洗い場での姿勢を安定させる「シャワーチェア」

シャワーチェアは、身体や髪を洗う際に座る専用の椅子です。要介護者が安定して座っていられるため、介助者は中腰などの無理な姿勢で身体を支える必要がなくなります。

座面の高さが調節できるものや、肘掛け・背もたれ付きで姿勢が安定しやすいモデルが多く選ばれています。
使用される方の身体状況や浴室スペースに合わせて選ぶことがおすすめです。

シャワーチェア(Air)ミドルSPワンタッチ プレミアム

軽量かつ片手でコンパクトに折りたため、防かび・防汚・抗菌加工でお手入れも簡単です。座面高さは6段階調整可能で、最大使用者体重は100kgまで対応しています。

浴槽をまたぐ動作を補助する「入浴台(バスボード)」

バスボードは、浴槽の縁に橋のようにかけて設置し、その上に腰かけることで、座ったまま浴槽内へ安全に移動できるようにする用具です。片足ずつ浴槽内に入れる形となり、要介護者がバランスを崩しにくくなるのが特長です。

介助者は横から支えるだけでよいため、持ち上げたり抱えたりする必要が減り、腰への負担軽減に役立ちます。座面が滑りにくく、しっかり固定できるものがおすすめです。

起立時や移乗を補助する「入浴用介助ベルト」

入浴用介助ベルトは、要介護者の立ち上がりや移動の際に腰や体幹を支えるための道具です。入浴中は裸のため、介助者は身体のつかみどころがなく不安定になりがちですが、ベルトの持ち手を握ることで、立ち上がりや移乗の際にしっかりと力を伝えることができます。滑りやすい浴室内でも安全性が高く、二人介助が必要な場面でも有効です。また、要介護者がしっかりと介助者につかまることができるように介助者が着用するベルトもあります。

※移乗:椅子やベッド、浴槽など、別の場所に身体を移動させる動作のこと。

以下の記事では、その他の介護入浴アイテムも紹介しております。興味がある方はあわせてご覧ください。

介護サービスを活用した入浴介助

入浴介助をより安全で快適に行うために、介護保険サービスの活用も有効な選択肢のひとつです。

専門の看護師と介護職員が専用の浴槽を自宅に持ち込んで入浴させてくれる「訪問入浴介護」や、日帰りで施設に通い、整った設備で入浴ができる「デイサービス(通所介護)」などがあります。これらのサービスを利用することで、介助者の負担軽減と要介護者の安心・快適な入浴を両立できます。

福祉用具に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

入浴介助による足腰の負担は、介助方法の工夫と、今回ご紹介したような福祉用具の活用によって軽くすることができます。福祉用具は、介助者の身体を守り、安全で快適な入浴を長く続けるための重要なアイテムです。

「どの福祉用具を選べばいいか分からない」「うちの浴室でも使える?」といったお悩みは、一人で抱え込まずにぜひヤガミホームヘルスセンターにご相談ください。

ヤガミホームヘルスセンターでは、福祉用具専門相談員がご家庭の状況や本人の身体状況を丁寧にお伺いし、最適な福祉用具をご提案します。介護保険の利用に関するご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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