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高齢の方のスキンケア|乾燥肌や皮膚トラブルを防ぐ保湿ケアの方法

加齢とともに皮膚は水分や皮脂が減少し、乾燥やかゆみなどのトラブルが起こりやすくなります。特に高齢の方は皮膚が薄くバリア機能も低下するため、わずかな刺激でも傷につながることがあります。こうした変化に応じたスキンケアを行うことで、皮膚の健康を保つのをサポートできます。

この記事では、高齢の方に見られる皮膚の特徴や、皮膚トラブルを防ぐための洗浄・保湿・保護の基本ケア、さらにスキンケアを行う際の注意点について解説します。

※本記事で紹介する商品の効果には個人差があります。
※皮膚に異常が現れた場合は使用を中止してください。
※症状が改善されない場合や悪化する場合は、速やかに医療機関を受診してください。

高齢の方の皮膚にみられる変化と特徴

高齢の方の皮膚は、加齢に伴ってさまざまな変化が現れます。見た目には、ハリが低下し、カサカサした乾燥肌になります。こうした変化は、皮膚の脆弱化(ぜいじゃくか:皮膚がもろく弱い状態になること)によるものです。

皮膚が脆弱化する背景には、皮膚の乾燥や菲薄化(薄くなること)、バリア機能の低下など、複数の要因が関係しています。これらの変化を理解することで、高齢の方に適したスキンケア方法を選択できるようになります。

乾燥しやすくなる皮膚の状態

高齢の方の皮膚が乾燥しやすくなる主な原因は、汗や皮脂の分泌量が減少することです。さらに角質層の水分量も低下するため、皮膚全体の水分を保つ働きが衰えます。こうした変化により、外からの刺激を防ぐ皮膚のバリア機能が低下し、乾燥が進行します。

皮膚が乾燥すると細かいひび割れが生じ、外部からの刺激を防ぐ働きが弱まります。その結果、外部からの刺激を受けやすくなり、皮膚トラブルにつながりやすい状態となります。

薄く傷つきやすくなる皮膚の状態

加齢によってターンオーバー(※皮膚の表面である表皮の細胞が新しく生まれ変わるサイクルのこと)の周期が延びると、皮膚を作る細胞の働きが低下し、表皮は薄くなっていきます。真皮でもコラーゲンの減少や皮膚の弾力を保つ繊維の変性(構造が変化して正常な働きが損なわれること)により薄くなり、皮膚のハリや弾力が低下します。

外力を和らげるクッションの役割を果たす皮下脂肪層も、薄く脆弱な状態に変化します。さらに、皮膚の各層のつながりが弱くなることで、わずかな力でも皮膚がずれやすくなり、傷つきやすい状態になります。

バリア機能が低下した皮膚の状態

皮膚のバリア機能は、外部からの刺激を防ぎ、体内の水分の蒸発を防ぐ重要な働きをしています。加齢による皮脂分泌の減少、皮膚が薄くなる、乾燥の進行が複合的に作用し、このバリア機能の低下を招きます。

皮脂の分泌量や角質層の水分量の減少により皮膚が乾燥すると、外部からの刺激を防ぐ働きが弱まり、皮膚トラブルにつながりやすくなります。

皮膚トラブルを防ぐ高齢の方のスキンケア3つの基本

高齢の方の皮膚を健康に保つためには、適切なスキンケアの方法を知ることが大切です。スキンケアには「洗浄」「保湿」「保護」という3つの基本があり、それぞれに適した方法があります。年齢を重ねて変化した皮膚の状態に合わせたケアを行うことで、乾燥やかゆみなどの皮膚トラブルを効果的に防ぐのに役立ちます。

皮膚を清潔に保つ「洗浄」のポイント

皮膚の汚れを落としながらも、必要な皮脂を取りすぎないことが洗浄の目的です。皮脂は皮膚を保護する重要な成分であり、落としすぎると乾燥やバリア機能の低下を招きます。

洗浄剤は弱酸性のものを選び、よく泡立ててから優しく洗います。お湯の温度は38~40℃程度のぬるめに設定し、体を拭く際はこすらずタオルを軽く押し当てます。入浴が困難な場合は清拭で清潔を保ち、強くこすらず保湿と合わせて行います。

ベーテルF 500ml

無香料・無着色の弱酸性洗浄剤です。保湿成分セラミドを配合しており、泡切れが良く、さっぱりとした使用感が特徴です。ガーゼなどで拭き取るだけでも使用でき、顔を含む全身にお使いいただけます。

うるおいを維持する「保湿」のポイント

保湿は洗浄後や入浴後、皮膚がしっとりとしている間に行うことで効果が高まります。保湿剤を塗る時はこすらないよう注意し、手のひら全体を使って皮膚になじませるように、毛の流れに沿って優しく塗布します。

乾燥が強い場合でも保湿剤の量を増やすのではなく、塗る回数を増やすことが効果的です。入浴後だけでなく、朝の外出前など皮膚が清潔なときに保湿を行うと、より良い効果が期待できます。

リモイスラメラ保湿ミルク プッシュボトル 380ml

ラメラ構造セラミド配合の保湿ミルクで、皮膚にうるおいを与え、キメを整えるのに役立ちます。のびが良くべたつかないミルクタイプで、低刺激処方なので、敏感な肌にもお使いいただけます。

外部の刺激から守る「保護」のポイント

保湿だけでは不十分な場合には、皮膚を外部の刺激から守るための保護ケアが必要です。おむつなどの排泄ケア用品を使用している方は、排泄物による刺激や蒸れによって皮膚がふやけ、皮膚トラブルが起こりやすくなります。

このような場合は撥水性のあるクリームやジェルで皮膚をコーティングして保護することが有効です。乾燥がひどい部位では、保湿剤で水分を十分に与えた後、油分の多いクリームを重ね塗りする方法も効果的な保護となります。

キャビロンポリマーコーティングクリーム

ワセリンを使わずに撥水効果を実現した保護クリームです。独自のポリマーが皮膚に密着して便や尿などの刺激から皮膚を守るのをサポートします。保湿成分(グリセリン)を配合しており、肌にうるおいを与えるのに役立ちます。少量でよく伸び、蒸れにくい特徴があります。

セキューラPO 70g│159g

撥水性の皮膜で便や尿などの刺激から皮膚を保護するのをサポートし、保湿成分で皮膚のうるおいを保つのに役立ちます。少量でもよく伸びて塗りやすく、皮膚を健やかに保つことが期待できるジェルです。

※内容量:70g、159gの二種類があります。

リモイスバリア

皮膚に撥水性の保護膜を作って便や尿による刺激から守るのをサポートするクリームです。べたつきが少なく伸びが良い使用感で、保湿成分配合により乾燥した皮膚にうるおいを与えるのに役立ちます。弱酸性です。

高齢の方のスキンケアで注意すべき点

高齢の方のスキンケアを行う際は、皮膚の状態だけでなく、本人の気持ちや生活習慣にも配慮することが大切です。長年続けてきた習慣を急に変えることは難しく、無理に変更すると本人の負担になってしまうことがあります。また、皮膚の変化を早期に発見するためには、日常的な観察が重要です。

本人の生活習慣を尊重する

高齢の方が長年続けてきた生活習慣を否定せず、本人の気持ちに寄り添ったアプローチを心がけることが重要です。たとえば、ナイロンタオルで強く洗う習慣がある方には、すぐにやめさせるのではなく、柔らかい素材のタオルや、洗浄後の丁寧な保湿といった代替案を示します。

スキンケアは継続することが大切なため、まずは本人が受け入れやすい方法から一つずつ試していき、効果を実感してもらいながら適切なケアへと移行していくことが望ましいです。

日常的な皮膚状態を観察する

全身の皮膚、特に乾燥しやすい腕や足の状態を日常的に観察することが、皮膚トラブルの早期発見につながります。

冬場など空気が乾燥する時期には皮膚も乾燥しやすくなり、白い粉が衣服に付着することもあるため、着用後の衣服を見ることで間接的に皮膚の乾燥状態を確認できます。こうした日常の観察により、皮膚の変化に早めに気づき、適切な対処につなげやすくなります。

介護に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

高齢の方の皮膚は乾燥しやすく傷つきやすい状態にあるため、洗浄・保湿・保護の3つの基本ケアが重要です。本人の長年の習慣を尊重しながら少しずつ適切なスキンケアを取り入れ、日常的な皮膚状態の観察を行うことで皮膚トラブルを防ぐのに役立ちます。
高齢の方の介護用品や専用スキンケア用品に関するご相談は、豊富な商品を取り扱うヤガミホームヘルスセンターまでお気軽にお問い合わせください。

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