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車いす利用時のお尻の痛み・床ずれ対策|クッションの選び方

車いすを利用する方の多くが悩まされるのが「お尻の痛み」です。長時間同じ姿勢で座り続けると、圧迫や摩擦によって痛みが生じ、放置すると床ずれ(褥瘡:じょくそう)につながる危険もあります。そこで注目されるのが、体圧を分散し衝撃を和らげる「車いす用クッション」です。

この記事では、お尻が痛くなる原因から体圧分散の仕組みや効果を解説し、目的に合わせたクッションの選び方や一緒に使いたい補助具も紹介します。

車いすでお尻が痛くなるのはなぜ?

車いすで長時間過ごすとお尻が痛くなるのには、主に「圧迫・血行不良」「ずれ・摩擦」「姿勢の崩れ」という3つの原因が関係しています。これらの要因が組み合わさることで血行が悪くなり、皮膚やその下の組織にダメージを与え、痛みを引き起こすのです。痛みを放置すれば、深刻な床ずれ(褥瘡)に進行するリスクもあります。

長時間同じ姿勢で座り続けることによる圧迫・血行不良

長時間座っていると、お尻の一部に体重が集中し、血管が圧迫されて血行が悪くなります。その結果、組織が酸素不足に陥り、痛みという形で危険信号が現れます。特に痩せて脂肪が少ない人は、坐骨結節部(お尻の骨が突き出た部分)に圧力が集中しやすくなります。

さらに、座面が柔らかすぎたり沈み込んだりすると、骨盤が後ろや左右に傾きやすくなり、この姿勢の崩れが坐骨結節部への圧力集中を引き起こして、痛みの原因となることがあります。

体と座面の間のずれや摩擦による皮膚へのダメージ

車いすを操作したり、座り直したりといった日常の何気ない動作でも、お尻と座面の間でずれや摩擦が生じます。姿勢が崩れて骨盤が後ろに傾いたり、体が前方や片側へずれ落ちたりすると、皮膚と座面の動きに差が生まれ、皮膚やその下の組織が引っぱられる力(ずれ)が発生します。

このずれが繰り返されると皮膚や筋肉に負担がかかります。皮膚が弱い高齢者の場合、皮膚が赤くなったり表皮が剥がれたりといった痛みや皮膚トラブルにつながることがあり、想像以上の大きなダメージを受ける原因となります。

痛みを放置することで進行する床ずれ(褥瘡)のリスク

初期の「痛み」や「皮膚の赤み」は、体からの危険信号です。これを「いつものこと」と放置すると、血行不良が続いた部分の細胞が壊死し、重度の「床ずれ(褥瘡)」へと進行する危険性があります。

床ずれは、皮膚表面の赤みから始まり、水ぶくれやただれ、さらに皮膚の下の脂肪や筋肉、時には骨にまで達する深い傷へと悪化していきます。一度発生すると治りにくく、本人の苦痛だけでなく介助する人の負担も大きくなります。そうなる前に、早期の対策を講じることが何よりも重要です。

車いす用クッションがお尻の痛み予防に有効な理由

車いす用クッションは、お尻が痛くなる原因である「圧迫」を軽減し、日常生活で生じる「衝撃」を吸収する重要な役割を担います。体圧を効果的に分散させることで、お尻が痛くなるリスクを減らすことができます。

体圧を分散させて一点への集中を防ぐ効果

車いす用クッションの最も重要な機能は「体圧分散」です。クッションがない状態では、お尻の坐骨結節部に体重が集中してしまいますが、クッションを使用することで圧力がお尻全体から太ももにかけて分散され、特定部位への負担を軽減できます。

その結果、血行不良を防ぎ、痛みの予防につながります。さらに、骨盤を安定させ、正しい姿勢を保ちやすくする効果も期待できます。

衝撃を吸収して体への負担を減らす効果

車いすで移動する際は、わずかな段差や地面の凹凸などでも、想像以上の衝撃が体に伝わります。車いす用クッションは、こうした衝撃を吸収し、体への負担を和らげる効果があります。

クッションの素材として使われるウレタンは、弾力性があるため体をしっかり支え、ゲルは体の形になじんで衝撃をやわらげます。これらの素材の働きによって、痛みや疲労感が抑えられ、車いすでの移動をより快適にします。

【目的別】車いす用クッションの選び方

車いす用クッションの効果を最大限に引き出すためには、利用する方の体の状態や使用する環境に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。

まずは体の「状態」を把握する

利用者の体の機能や床ずれのリスクの度合いに応じて、最適なクッションは異なります。そのため、まずは要介護者の体の状態を把握することが大切です。

たとえば、床ずれのリスクが比較的低く、ご自身で座り直しができる活動的な方の場合は、体圧分散性だけでなく動きやすさを重視したクッションが望ましいです。体が沈み込みすぎず安定感があり姿勢を保持しやすい、ウレタンフォーム製や薄いゲル素材のクッションを選びましょう。

一方、ご自身で座り直しが難しく、長時間同じ姿勢で過ごすことが多いなど、床ずれのリスクが高い方は、体圧分散性を最優先に考える必要があります。この場合は、優れた体圧分散効果を持つゲル素材やエア素材のクッションが推奨されます。

さらに、体の麻痺の有無や姿勢の崩れやすさなどもクッション選びで考慮すべき重要なポイントです。どのタイプがご自身に合うか判断に迷う場合は、福祉用具専門相談員といった専門家に相談することが大切です。

クッションの素材別の特徴

クッションの素材は、座り心地や性能を大きく左右します。それぞれの特徴を理解し、目的に合ったものを選ぶとよいでしょう。

ウレタンフォーム

特徴・スポンジ状の素材
・硬さの種類が豊富
メリット・比較的安価
・安定性が高い
・軽量で扱いやすい
・メンテナンスが楽
デメリット・蒸れやすい傾向がある
・長期間使うとへたりやすい(底づき感が出る)
こんな方におすすめ・ご自身で座り直しができる方
・座位が比較的安定している方

ゲル素材

特徴・ジェル状の液体や半固体を内蔵
・熱がこもりにくい
メリット・体圧分散性に優れる
・安定性が高い
・薄くても効果を発揮しやすい
デメリット・重い
・破損すると中身が漏れる可能性がある
こんな方におすすめ・ご自身で座り直しが難しい方
・お尻の骨が突き出ている方
・長時間座ることが多い方

エア素材

特徴・空気の入った複数のセルで構成
・空気圧を調整できる
メリット・体圧分散性に非常に優れる
・軽量
・蒸れにくい
デメリット・安定性が低い
・パンクのリスクがある
・定期的な空気圧の調整が必要
こんな方におすすめ・床ずれのリスクが非常に高い方
・床ずれがすでに発生している方
・お尻の感覚がない方

複合素材

特徴・ウレタンとゲルなど、複数の素材を組み合わせている
メリット・各素材の長所を両立できる
・安定性と体圧分散性を兼ね備える製品が多い
デメリット・構造が複雑で重い場合がある
こんな方におすすめ・姿勢の安定と床ずれ予防を両立したい方

素材を選ぶ際は、「体圧分散」「安定性」「通気性」「メンテナンス性」といった観点から、何を重視するかを考えることが大切です。

車いすの「サイズ」に合ったものを選ぶ

クッションのサイズが車いすの座面に合っていないと、効果が十分に得られないだけでなく、危険を伴うことがあります。小さすぎるとお尻全体を支えられず体圧分散が不十分になり、大きすぎるとたわみや滑りが起こって姿勢が崩れ、転落の危険が高まります。

正しいサイズの確認方法

自分に合ったクッションを選ぶためには、現在お使いの車いすの座面寸法を正確に測る必要があります。

  • 座幅:車いすの座面の幅と同等、または±1cm以内を目安に選ぶ
  • 座奥行:車いすの座面奥行と同等、またはわずかに短いサイズ(膝裏が当たらない程度)を目安にする

このように、車いすの座面サイズを基準にクッションを選ぶことで、体圧分散効果を最大限に発揮し、安全かつ安定した座位姿勢を保ちやすくなります。

また、クッションの厚みも重要な選択基準です。厚すぎると座面が高くなり、足で地面を蹴って移動する「足こぎ」がしにくくなるほか、立ち座りの際に足がしっかり床につかず、安定性を欠く原因になります。

なお、これから車いすを選ぶ場合は、まず車いす自体が利用者の体格や姿勢に合っていることが重要です。車いすを選定する際に、クッションの使用も考慮して専門家にご相談ください。

カバーの「機能性」も確認する

クッション本体だけでなく、カバーの機能性も快適性や衛生管理の面で重要です。

チェックすべき主な機能

  • 滑り止め加工の有無
  • 防水性や撥水加工布の有無
  • 通気性
  • 洗濯のしやすさ(洗いやすさ)

失禁の可能性がある場合は、クッション本体を汚さないために防水・撥水機能のあるカバーが必須です。

アウルケア 100C

自力での座位保持が難しく、下肢の麻痺・緊張がある方や、坐骨部への圧力を軽減したい方におすすめのハイスペックな姿勢保持タイプです。究極に柔らかいジェル素材「エクスジェル」が坐骨部を包み込むようにサポートし、底つき感を軽減します。難しい調整は不要で、車いすにセットするだけで、安定した着座姿勢をサポートします。

洗える2層クッション

通気性と通水性に優れた素材で、カバーを付けたまま手洗いできるクッションです。低反発ウレタンが体圧を分散し、高反発ウレタンが体を安定させる二層構造で、包み込むような快適な座り心地を実現します。清潔さを保ちやすく、蒸れも防ぎたい方におすすめです。

車いすクッション リフレア

体圧分散やずれの低減だけでなく、「蒸れにくさ」も追求したクッションです。通気性に優れた無膜ウレタンフォームとカバー側面のメッシュ素材が、こもりやすい熱を逃し、一年を通して快適な座り心地を提供。バックサポートが骨盤を支え、正しい姿勢を保ちやすくします。

クッションと併用したい、移動や姿勢を支える補助具

クッションに加えて他の補助具を併用することで、車いすでの生活はより安全で快適になります。

車いすへの乗り移りを楽にする「スライディングボード」

ベッドから車いすへの乗り移りは、本人にも介助者にも大きな負担がかかります。特に介助者が無理に抱え上げると腰を痛める原因にもなりかねません。

スライディングボードは、座ったまま滑らせるように移乗するための「橋渡し」の役割を果たす板状の福祉用具です。持ち上げる必要がなくなり、双方の負担を大幅に軽減できます。ご自身である程度お尻を浮かせて左右に動ける方であれば、自力での移乗も可能です。

出典:八神製作所 福祉用具レンタル 販売電子カタログ

車いすでの移動の安全性や快適性を高めるアイテム

車いすでの移動の安全性や快適性を高めるアイテムとして、車いすタイヤカバーやフットガード・フットレストカバーなどがあります。

車いす用タイヤカバーは、屋外から室内へ入る際に、タイヤの汚れを気にせずスムーズに移動できる便利な商品です。屋外で使用した車いすのタイヤは、泥や砂、細菌などで汚れています。特に病院への通院帰りや施設内で車いすを共用する場合など、衛生面が気になる場面は少なくありません。

室内に入る際にタイヤカバーを装着すれば、床を汚さず衛生的に過ごせます。

介助用屋内車いすタイヤRAKUカバー

車いすに乗ったままでも簡単取り付け・取り外しができるタイヤカバーです。これを装着すれば、屋外から室内へ入る際にタイヤの汚れを気にする必要がありません。カバー内側には滑り止めテープが付いており、タイヤの空回りを防ぎます。専用袋でコンパクトに収納できるのも便利なポイントです。

フットガードは、足がフットレストからずれ落ちることで起こる巻き込み事故やけがを防ぐためのものです。自身で足を動かすことが難しい方や、麻痺・拘縮がある方は、無意識のうちに足がフットレストから落ちてしまうことがあります。その状態で車いすを動かすと、足が巻き込まれて骨折などの大けがにつながる危険があります。フットガードは、そうした足のずり落ちを防ぎ、危険から足元を守ります。

フットレストカバーは金属や樹脂の硬さ・冷たさをやわらげ、クッション性で足を保護します。特に室内で素足や薄い靴下で過ごすことが多い方にとって、冬場のフットレストの冷たさや硬さは不快なものです。カバーを装着することで、肌触りが良くなり快適性が向上するほか、万が一フットレストを壁や家具にぶつけてしまった際の衝撃を和らげる効果も期待できます。

フットガード

介助者から見えにくい足元の安全を守るアイテムです。靴を履いたまま装着でき、足を乗せたら面ファスナーで留めるだけの簡単設計です。

車いす用クッションに関するよくある質問

車いす用クッションは、体圧分散や姿勢の安定などに関わる重要な製品で、選び方や使い方に悩む方も少なくありません。介護保険の利用やお手入れ方法、交換の目安、痛みが改善しない場合の対応など、知っておきたいポイントをまとめました。

Q.介護保険は利用できますか?

車いす用クッションは、介護保険における「福祉用具貸与(レンタル)」の対象品目です。要介護認定(原則として要介護2~5)を受けている方は、ケアマネジャーに相談し、自己負担1割~3割でレンタルすることが可能です。

まずは担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに相談し、福祉用具専門相談員がいる事業者に適切な商品を選んでもらうのが一般的な流れです。

Q.クッションのお手入れ方法は?

素材ごとに方法は異なりますが、いずれの場合も清潔な状態を保つことが大切です。

  • カバー:ほとんどのカバーは洗濯表示に従って洗濯機で洗うことが可能。防水カバーの場合は、強くこすると防水効果が落ちることがある点に注意。
  • 本体(ウレタンフォーム):水洗いはできないため、風通しの良い日陰で干すのが基本。
  • 本体(ゲル・エア):硬く絞った布で拭き、陰干しする。消毒する場合は、アルコール消毒液を布に含ませて拭き取る。

※上記は一般的なお手入れ方法です。素材や製品によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。

Q.クッションの寿命はどのくらいですか?

素材や使用頻度によりますが、「底つき感」が出てきたら交換のサインです。

クッションに座ったときに、お尻に車いすの座面の硬さを感じる状態を「底つき」と呼びます。この状態では体圧分散効果が著しく低下しているため、交換が必要です。ウレタンフォームは時間の経過とともにへたりやすいため、状態を見ながら早めの交換が推奨されます。

Q.クッションを使っても痛みが改善しない場合はどうしたらよい?

痛みが続く場合は、まずは医師の診断を受けて医学的な原因がないかを確認しましょう。

医学的な問題がない場合は、クッションの素材や形状が体に合っていない、座っている姿勢に問題がある、あるいは車いす自体が体に合っていないなど、複数の原因が考えられます。担当のケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談し、必要に応じて理学療法士や作業療法士といったリハビリの専門家に姿勢や車いすの適合状態を評価してもらうことが有効です。

介護に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

適切なクッションは、お尻の痛みや床ずれを防ぎ、快適で安全な車いす生活を支える大切な用具であり手段です。しかし、素材や形状、サイズなど選択肢が多く、「どれが自分に合うのか分からない」と感じる方も少なくありません。

ヤガミホームヘルスセンターでは、福祉用具の専門相談員が、お一人おひとりの体の状態や生活環境を丁寧にお伺いし、使う方に合った車いすクッション選びをサポートいたします。介護保険の利用に関するご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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