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高齢者の冬の健康管理|ヒートショック・感染症予防とバイタルチェックの重要性

気温が下がり乾燥する冬は、高齢者にとって健康リスクが高まる季節です。ヒートショックや低体温症、インフルエンザ、肺炎など、ご家族の健康を心配されている方も多いのではないでしょうか。

特に注意したいのは、高齢者ご自身が体調の変化に気づきにくいという点です。加齢により、喉の渇きや気温の変化、寒さを感じにくくなることもあり、自覚症状のないまま脱水症や低体温症が進行してしまうケースもあります。日々の健康管理と早めの対策が、こうしたリスクを減らすうえで重要です。

この記事では、冬に注意すべき健康リスクと、その予兆を早期発見するためのバイタルチェックの重要性を解説します。あわせて、測定器の活用法や日常生活での対策も紹介します。

高齢者の冬の健康管理が重要視される背景

高齢者の一人暮らしが増える中、身近に頼れる人がいないと健康トラブルへの対応が遅れるリスクがあります。特に冬の寒さや乾燥は体調を崩しやすく、日々の健康管理がより大切になります。

冬の環境が体に及ぼす影響

冬特有の環境は、体に以下のような影響を与えます。

  • 血圧の上昇
    寒い季節は血圧が上がりやすい傾向があります。気温が低下すると血管が収縮するためで、これにより、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。
  • 感染症リスクの増加
    冬は空気が乾燥し、暖房の使用で室内も乾燥しがちです。空気の乾燥により、鼻や喉の粘膜のバリア機能が低下し、インフルエンザなどのウイルスや細菌に感染しやすくなります。
  • 精神面への影響
    冬場は日照時間が短くなるため、精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質「セロトニン」の分泌が減少し、気分が落ち込む「冬季うつ」の原因となることもあります。

高齢者特有の体の変化とリスク

加齢に伴う以下のような体の変化も、冬の健康リスクを高める要因となります。

  • 体温調節機能の低下
    加齢により、寒さへの感覚が鈍くなったり、体温調節機能が低下したりします。筋肉量が減ることで体内で熱を生み出す力も低下するため、寒さを感じても体を温めにくくなります。
  • 喉の渇きを感じにくい
    加齢により、喉の渇きを感じにくくなることがあります。このため水分摂取が不足しやすく、冬場でも脱水症になるリスクがあります。
  • 免疫力の低下
    加齢により、免疫力が低下するため、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。また、感染した際に肺炎などを併発し、重症化しやすい傾向があります。

高齢者が冬に警戒すべき主な健康リスク

冬場は、時に命に関わる可能性のある健康リスクが潜んでいます。
特に注意すべき主なリスクは以下のとおりです。

  • ヒートショック
    寒い脱衣所から熱い湯船に入る時など、急激な温度差による血圧の急変動で、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす状態
  • 低体温症
    体の深部体温が35℃未満に低下した状態
  • 冬の脱水症
    空気の乾燥や、喉の渇きを感じにくくなることで、水分摂取量が減少して起こる状態
  • 感染症
    空気の乾燥で鼻や喉の粘膜のバリア機能が低下し、ウイルスに感染しやすい状態
  • その他の冬特有のリスク
    皮膚の乾燥によるかゆみやバリア機能低下、湯たんぽやカイロなどによる低温やけど、お餅などによる窒息。

急激な温度差が招く「ヒートショック」

ヒートショックとは、温度差により血圧が変動し、心筋梗塞や脳梗塞、めまいや失神を招く状態のことです。

特に、暖かい部屋から寒い脱衣所を経て熱い湯に入るといった場面で起こりやすく、高血圧などの持病がある高齢者は注意が必要です。

入浴中や入浴後、トイレでの「めまい」「ふらつき」「失神(意識を失う)」といった症状は、ヒートショックの兆候である可能性があります。

室内でも起こりうる「低体温症」

低体温症とは、体の深部の体温が35℃未満に低下した状態のことです。意識が朦朧とし、最悪の場合は命に関わることもあります。

高齢者は体温調節機能が低下しているため、暖房の入っていない室温が低い環境で長時間過ごすと、室内でも低体温症を起こすおそれがあります。特に、痩せていて筋肉量が少ない人や食が細い人は注意が必要です。

体温計での測定値が35℃未満であることに加え、「意識が朦朧とする」「けいれんが起こる」「ろれつが回らない」などの症状がある場合は、低体温症の疑いがあります。

自覚しにくい「冬の脱水症」

冬は夏に比べて水分補給の意識が低くなりがちです。しかし、空気の乾燥や暖房器具の使用により、皮膚や呼吸から水分は失われています。

高齢者は喉の渇きを自覚しにくいため、水分不足に気づかないまま「かくれ脱水」に陥りやすい傾向があります。脱水は心疾患や脳血管疾患のリスクを高めるため注意が必要です。

普段より元気がない、食事量が減っているなどの変化も脱水を疑うサインとなります。

重症化しやすい「感染症(インフルエンザ・肺炎など)」

冬は空気が乾燥し、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しやすい季節です。乾燥によって鼻や喉の粘膜が潤いを失うと、ウイルスや細菌を防ぐバリア機能が低下し、感染しやすくなるためです。高齢者は免疫力が低下しているため感染しやすく、肺炎などを併発するリスクも高まります。

また、部屋の温度や湿度が適切に管理されていないと、呼吸器系の症状(痰が増えるなど)が悪化し、肺炎につながる場合もあるため注意が必要です。

インフルエンザの場合は「高熱」や「頭痛」、「だるさ」、「関節痛」などが典型的な症状です。また、「痰の増加」「呼吸が苦しい」などの症状がある場合は、肺炎の兆候である可能性があるため、早めの対応が必要です。

その他の冬特有のリスク

これまで紹介した健康トラブル以外にも、冬の気候や生活環境の影響で体に起こりやすい不調があります。以下では、高齢者が特に注意したい代表的なリスクを紹介します。

  • 乾燥による皮膚トラブル
    冬は空気が乾燥し、皮膚の水分が失われやすくなります。皮膚のバリア機能が低下すると、かゆみや炎症が起きやすくなり、傷つきやすくなることで褥瘡(床ずれ)の原因になることもあります。
  • 低温やけど
    湯たんぽやカイロ、電気毛布などは、長時間同じ場所に当て続けることで低温やけどの原因になります。高齢者は皮膚の感覚が鈍くなっている場合があり、熱さに気づきにくいため特に注意が必要です。皮膚の赤みや痛み、水ぶくれなどがないか、周囲の人がこまめに確認しましょう。
  • 窒息
    高齢者は加齢により噛む力や飲み込む力(嚥下機能)が低下しやすく、特にお正月などお餅を食べる時期は窒息のリスクが高まります。食事中に声が出ない、激しく咳き込む、顔色が悪くなるなどの症状が見られた場合は、窒息の可能性があるため、直ちに救急要請や応急処置を行ってください。

健康リスクの早期発見に役立つバイタルチェックのすすめ

高齢者は体温の低下や喉の渇きなどの変化を自覚しにくいため、体温や血圧などを「数値」で確認する習慣が大切です。

また、ご家族や介護者が訪問したときだけの測定では変化を見逃すこともあるため、本人が使いやすい測定器で日々の体調を把握することが、ヒートショックや低体温症、肺炎などの早期発見につながります。

なぜ日々のバイタルチェックが有効なのか

高齢者は「寒さを感じにくい」「喉の渇きを自覚しにくい」といった特性があるため、自覚症状がないまま低体温症や脱水症が進行するリスクがあります。

毎日同じ時間にバイタルサインを測定・記録することで平常時の状態を把握でき、「血圧が高い」「体温が低い」といった異変にも早く気づけます。これにより、重症化を防ぐための早期受診や対応につなげやすくなります。

チェックすべき主なバイタルサイン

日々の健康管理において、特にチェックしたいバイタルサインは以下のとおりです。

項目指標の意味
体温低体温症の早期発見だけでなく、風邪・インフルエンザ・肺炎など感染症による発熱の確認にも不可欠
血圧入浴などによる急激な血圧上昇(ヒートショック)のリスク評価や、日常的な血圧上昇・低下の把握に重要
酸素飽和度(SpO2)肺炎などの呼吸器系の異常や循環機能の低下を早期に察知する指標として有用

※上記は一般的な指標です。異常値や気になる変化があった場合は、自己判断せず医師にご相談ください。

バイタルサインの測定方法と記録のコツ

バイタルチェックを有効活用するためには、測定と記録を習慣化することが大切です。

  • 測定のタイミング
    体温や血圧は、毎日決まった時間(例:朝の起床時、夜の就寝前など)に測定すると変化が分かりやすくなります。血圧は、ヒートショック対策として入浴前後に測定するのも有効です。
  • 測定環境
    寒い部屋での測定は避け、暖かくリラックスした状態で測定することが望ましいです。
  • 記録の習慣
    測定した数値は、日付・時間とともに健康管理ノートやアプリに記録します。「少しだるい」「痰が絡む」など、体調で気になることも一緒にメモしておくと、受診の際に役立ちます。

測定を習慣化するための測定器の選び方

高齢者本人やご家族が手軽に使える測定器を選ぶことも、習慣化のポイントです。

測定するもの測定器の種類概要
体温電子体温計ケースから出すだけで電源が入る製品や、予測検温機能を備えた体温計など、使いやすい機種がある
血圧電子血圧計自動測定機能を搭載した製品が多く、音声案内機能や大型表示など、高齢者でも使いやすい工夫がされた機種がある
酸素飽和度パルスオキシメータ指先に装着して血中の酸素飽和度と脈拍数を測定でき、画面の向きや明るさを調整できる機種もある

※商品の選択や使用方法については、必要に応じて医師や専門家にご相談ください。

テルモ電子体温計C207

ケースから出すと電源が入り、平均約30秒で予測検温ができます。本体と収納ケースは水洗い可能で、アルコール消毒にも対応しています。

上腕式血圧計(音声付)

測定値を大型表示と音声の両方でお知らせする「おしゃべり血圧計」です。目と耳で確認できる設計となっています。腕への締め付けに配慮したカフを採用しているほか、不規則脈波(IHB)、カフゆる巻きエラー、体動を検出する測定チェック機能も搭載しています。

バイタルナビ パルスオキシメータ

指先に装着して、酸素飽和度と脈拍数を測定できます。測定値が設定した範囲を超えるとアラート音が鳴る機能が付いているほか、表示の向きや明るさ、文字の大きさを変更できます。

冬の健康リスクを防ぐための予防策

日々のバイタルチェックと合わせて、生活環境や習慣を見直すことが、冬の健康リスク予防につながります。

ヒートショックを防ぐための入浴・室温管理の工夫

ヒートショックを防ぐには、家の中の温度差を小さく保つことが大切です。リビングだけでなく、脱衣所やトイレ、廊下にも暖房を入れ、全体の温度を均一に保つことが望ましいです。WHO(世界保健機関)は、健康を守るための室温として18℃以上を推奨しています。部屋間の温度差は5℃以内を目安にするとよいでしょう。

入浴時は特に注意が必要です。入る前に浴室暖房などで浴室を暖め、湯温は41℃以下に設定します。長時間の入浴は血圧が下がりやすいため、10分程度を目安にすることが推奨されています。湯船に入る前に手足からかけ湯をして、体を徐々に湯温に慣らすことも有効です。

低体温症を防ぐための衣服・睡眠時の工夫

衣服は、厚着よりも吸湿性や保温性の高い肌着を選び、着脱しやすい上着を重ねることで体温調節しやすくなります。外出時は、マフラー・手袋・厚手の靴下などで首・手首・足首の「3つの首」を冷やさないことが大切です。

就寝前は湯たんぽや電気毛布で布団を温めると快適に眠れます。ただし、直接肌に触れると低温やけどの危険があるため、使用時は布などを挟んで利用してください。

冬の脱水症を防ぐための水分・栄養管理

冬の脱水を防ぐには、喉の渇きを感じなくても決まった時間にこまめに水分を摂ることが大切です。起床時や入浴前後、就寝前などに常温の水や白湯を飲む習慣をつけるとよいでしょう。

また、栄養バランスのとれた食事を心がけ、体を温める食材とされる根菜類や、タンパク質(肉・魚・大豆など)をしっかり摂ることも重要です。

※夏の脱水症についてまとめた記事を公開しています。ぜひご覧ください。

感染症を防ぐための環境整備と免疫ケア

感染症対策としては、室温だけでなく湿度管理も重要です。加湿器や室内干しで湿度を40〜60%に保つことが推奨されています。暖房中も短時間の換気をこまめに行うことが大切です。

帰宅後や食事前の手洗い・うがいを徹底し、流行期には人混みを避けてマスクを着用するのが効果的です。さらに、寒い季節でも室内で軽い体操やストレッチを続けることで、免疫力の維持が期待できます。

介護に関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

冬の健康管理や介護に関するお悩みは、ヤガミホームヘルスセンターにご相談ください。専門知識を持つスタッフが、高齢者の体調管理や在宅介護に役立つ製品・サービスをご案内します。

体温計や血圧計などの健康管理機器から、保湿用品、入浴・排泄ケア用品まで、幅広い商品を取り揃えています。

ご自身やご家族の生活をより快適で安心なものにするために、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事に掲載されている情報は、健康管理に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の症状に対する診断・治療を推奨するものではありません。
※記事中の数値(体温、血圧、湿度など)は一般的な目安であり、個人の状態により適切な範囲は異なります。
※体調に異変を感じた場合や、健康状態に関するご相談は、必ず医師や薬剤師、その他医療従事者にご相談ください。

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